ラボグロウンダイヤモンド

ラボグロウンダイヤモンド販売メーカー4選!メーカーごとに特徴はあるのでしょうか?

今、ダイヤモンド業界で世界的に大きな注目を集めているのが、「ラボグロウンダイヤモンド」です。天然ダイヤモンドと同じ組成であるラボグロウンダイヤモンドが生まれた背景には、メーカーの長年の研究開発がありました。ここでは、ラボグロウンダイヤモンドにはどのようなメーカーがあるのか見ていきたいと思います。

目次

「ラボグロウンダイヤモンドが生まれた背景」

なぜラボグロウンダイヤモンドがつくられたのか?
ラボグロウンと天然はどう違う?

「主なラボグロウンダイヤモンド販売メーカー4選」

販売メーカー1:Diamond Foundry社
販売メーカー2:Brilliant Earth社
販売メーカー3:Unique Lab Grown Diamonds社
販売メーカー4:WD Lab Grown Diamonds社

「技術の結晶としてのラボグロウンダイヤモンド」

「ラボグロウンダイヤモンドが生まれた背景」

ラボグロウンダイヤモンドは、本物のダイヤモンドです。天然ダイヤモンドの採掘には、環境的・社会的な観点から問題が投げかけられており、解決策としてラボグロウンダイヤモンドの研究開発が進められてきました。ラボとは「laboratory」の略で、研修室という意味があります。鉱山から採掘されたダイヤモンドではなく、研究室で研究開発されたダイヤモンドという意味で、ラボ(labo)グロウン(grown)ダイヤモンドと呼ばれています。

なぜラボグロウンダイヤモンドがつくられたのか?

天然ダイヤモンドの環境的問題、社会的問題が一般消費者にも広く知られるようになったのは、2006年に公開された「ブラッド・ダイヤモンド」という映画です。この映画では、アフリカの紛争地帯で、ダイヤモンドが武器調達のための資金源になっていることが描かれ、大きな反響を呼びました。人工ダイヤモンドは当初は産業目的で製造されていましたが、こうした経緯もあり、次第に宝飾品としても注目されるようになります。

ラボグロウンと天然はどう違う?

ラボグロウンダイヤモンドは、いわゆるダイヤモンド類似品とは異なります。たとえば、キュービックジルコニアなどは、ダイヤの形や輝きを模したものですが、組成は天然ダイヤモンドとは全く違います。両者の違いは、素人が肉眼で見てもわかるほどです。一方、ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同様に、炭素100%で出来ており、全く同じ組成を持つのが特徴です。100%炭素で組成されている天然ダイヤモンドは全体の2%であるため、むしろラボグロウンダイヤモンドのほうが高品質であると言えます。

ラボグロウンダイヤモンドを製造する方法にはいくつかありますが、メーカー各社が導入しているのはCVD(化学蒸着法)という方法が代表的です。ダイヤモンドが生成される自然界の環境を再現する装置をつくり、研究室でダイヤモンドが生成されます。

「主なラボグロウンダイヤモンド販売メーカー4選」

ここからは、アメリカでラボグロウンダイヤモンドを販売している主なメーカーを4つ紹介していきたいと思います。

販売メーカー1:DiamondFoundry社

世界でもラボグロウンダイヤモンドの研究開発で進んでいるのがアメリカです。そのため、アメリカでは複数のメーカーがラボグロウンダイヤモンドを生成・開発しています。その中でも、最も古いメーカーのひとつが「Diamond Foundry社」です。元々は、サンフランシスコのシリコンバレーで、技術者たちが立ち上げた太陽光発電メーカーでした。その技術を活かして、ダイヤモンドの開発と製造を行っています。ダイヤモンド片に炭素を付着させ結晶にしていき、プラズマを生成することで100%カーボンのダイヤモンドの開発に成功した最初の企業です。「ブラッド・ダイヤモンド」の主役をつとめた俳優レオナルド・ディカプリオが出資していることでも知られています。

1カラットのダイヤモンドは、127ガロンの水の使用、143ポンドの二酸化炭素の排出に匹敵するといいます。天然ダイヤモンドがいかに環境への負荷が高いものであるかという啓蒙活動をしたという点も、Diamond Foundry社の功績のひとつと言えるでしょう。また、DiamondFoundry社では品質管理が徹底されており、原石の状態からリングとして完成するまでに1300回もの検査が実施されています。100%の永久保証をつけているのも、その自信の現れと言えるでしょう。DiamondFoundry社のラボグロウンダイヤモンドは、Barneys New Yorkなどでも購入できます。また、オンラインマーケットで購入することも可能です。

 

販売メーカー2:BrilliantEarth社

Brilliant Earth社は、BethGersteinとEric Grossbergという1組のカップルによって2005年に創業された会社です。婚約指輪を購入するときにダイヤモンドの問題について直面した2人が、顧客が気持ちよく身につけることができるジュエリーを提供したいと始めたのがこの会社でした。Brilliant Earth社のスタンスとしては「responsiblysourced jewelry(どこから調達されたのか分かる宝石)」を扱う会社というのが最も正確でしょう。商品には、天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの両方の商品があり、買う側が選ぶことができます。

天然ダイヤモンドについては、いわゆる「conflict free(紛争地域とは無関係な)」ダイヤモンドであることを超えた取り組みを行っていることが特徴です。たとえば、人権侵害への配慮や、環境破壊を最小限にとどめる、採掘労働者の安全に努めるといった取り組みを積極絵的に行っています。また、売上の5%をアフリカの天然ダイヤモンドを採掘する国々へ寄付したり、学校施設を建設したりするなどのコミュニティ活動も実施しています。また、ダイヤモンドのカッティング技術を学ぶ学生に奨学金を出すなど、教育や経済発展に寄与する事業も行っている点が特徴的です。

ラボグロウンダイヤモンドについては、3つの点でメリットのあるものだとしています。環境に優しいダイヤモンドであること、美しさと品質の点で天然ダイヤモンドと同じであること、また、同じサイズ・品質の天然ダイヤモンドに比べると手に入りやすいという点です。

 

販売メーカー3:Unique LabGrown Diamonds社

Unique Lab Grown Diamonds社は、タイプ2aのラボグロウンダイヤモンドを業界で最も多く扱っていると自負している会社です。ダイヤモンドにはいくつかのタイプがありますが、なかでもタイプ2aは窒素などの不純物が少ないため非常に希少価値が高く、天然ダイヤでは約1%しかないと言われています。

天然ダイヤモンドは、地中150kmのマントル部分で長い年月をかけて生成されるので、採掘するとき深く地面を掘らなければならず環境破壊につながります。一方、ラボグロウンダイヤモンドは地球環境に優しい点というをUnique社は強調しています。同時に、安価で手に入ることも大きな魅力で、天然ダイヤモンドと同じ品質のものを、Unique社のラボグロウンダイヤモンドなら30%~35%安く購入可能です。ハイクオリィ&ローコストを掲げて、ラボグロウンダイヤモンド市場を牽引する企業と言えます。

 

販売メーカー4:WD Lab Grown Diamonds社

WD Lab Grown Diamonds社は、2008年に創業された、ワシントンDCに本拠地を置く会社です。CVD(化学蒸着法)という生成方法を利用してラボグロウンダイヤモンドを生成しており、その高い技術は特許を取得しています。メーカーだけでなく、小売り・卸売り業者としてラボグロウンダイヤモンドを世に送り出している企業で、WD社の製品にはIGIの鑑定書で品質保証がなされています。

CVDでは、非常に薄いダイヤモンド片の上に炭素原子を付着させて結晶にしていくという方法で、ダイヤモンドの原石が生成されます。WD社の優れた技術は、ダイヤモンド製造にとどまらず、高圧技術の業界や医学や科学の分野でも広く利用されています。非常に高い技術力を誇るメーカーだと言えるでしょう。ラボグロウンダイヤモンド業界にあって、革新的な技術を提供しつづける企業です。

「技術の結晶としてのラボグロウンダイヤモンド」

ラボグロウンダイヤモンドは、メーカーのたゆまぬ努力と最新技術の結晶によって生まれたダイヤモンドです。多くのメーカーでは、天然ダイヤモンドが抱える多くの問題点を解決しようと研究開発を続けた結果、生まれた素晴らしいダイヤモンドだと言えます。どのメーカーも、ただラボグロウンダイヤモンドを製造・販売するだけでなく、啓蒙活動やアフリカなど採掘地域への貢献などを行い、よりよい社会・環境をつくろうと努力しています。今後も高い技術力と意識で、業界を牽引していくことでしょう。

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