ラボグロウンダイヤモンド

ラボグロウンダイヤモンドとは?天然ダイヤモンドとの違いや購入方法を解説!

ラボグロウンダイヤモンドとは、研究室(=ラボ)で育てられた(=グロウン)ダイヤモンドのことを指します。 このように説明すると、 「人の手で作られたダイヤモンドだから”人工ダイヤモンド”ではないのか!」 という意見が必ずと言っていいほど出てきます。 たしかに、人が作った環境で育てられたダイヤモンドなので、見方によっては、そう捉える人が多いのも納得できます。 しかし、実際のところは、ラボグロウンダイヤモンド=人工ダイヤモンド かと言われると、厳密には違います。 なぜ違うのか?今回は、そんな疑問を解決していきたいと思います! (この記事は3分で読み終わります)

目次

この記事でわかること

ラボグロウンダイヤモンドの正体

ラボグロウンダイヤモンドはどのように作られている?
GIAに認められている

天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの違い

天然ダイヤモンドが起こす環境問題
天然ダイヤモンドが引き起こす戦争

ラボグロウンダイヤモンドの魅力3つ

魅力1:不純物を含んでいない
魅力2:カラーダイヤモンドを実現できる
魅力3:お手頃な価格で購入できる

ラボグロウンダイヤモンドが本物である理由

人工ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンド!認識の違い

人工ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンド!認識の違い

まとめ

この記事でわかること

  • ラボグロウンダイヤモンドの正体
  • ラボグロウンダイヤモンドの相場
  • ラボグロウンダイヤモンドを売っている場所

この記事を全部読むだけで、ラボグロウンダイヤモンドについては完璧にマスターできます!

隅々までしっかりと調査しましたので、ラボグロウンダイヤモンドというものがよくわからないという方は、安心して読んでみてください。

ラボグロウンダイヤモンドの正体

ラボグロウンダイヤモンドとは、天然ダイヤモンドとは生み出される過程が違うものの、完全に同じ成分・特徴を持っています。キュービックジルコニアなどの模造石・類似石とはまったく異なり、本物のダイヤモンドです。
海外では別名「Labcreated diamond」とも呼ばれています。

ラボグロウンダイヤモンドはどのように作られている?

そもそもダイヤモンドは、地中奥深くの環境で炭素を元として、自然に生成されています。

その地中奥深くで生成されたダイヤモンドを人間が採掘することで、皆さんの元にダイヤモンドが渡るのです。

ラボグロウンダイヤモンドの場合は、最新テクノロジーを使うことで、地中奥深くのダイヤモンドが生成される環境を研究所で再現することで、生成されます。

つまり、普通のダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの作られる過程は全く同じなのです。
魚を養殖したり、野菜をハウスで栽培したりするのと同じですね!

現在、最先端の研究・製造拠点である研究所では、CVD(化学気相蒸着法)とHPHT(高温高圧法)と呼ばれる2種類の生成方法が使われています。
コントロールされた環境で炭素が結晶化することで、高い透明度を誇るダイヤモンドが自然に生成されるのです。

つまり地中ではなく、地上で本物の輝きを放つダイヤモンドの生成が可能になったのです。

GIAに認められている

まずGIA(米国宝石学会)とは、ダイヤモンド業界で権威ある国際的な機関の一つです。
主に、一つ一つの本物のダイヤモンドに対してそれぞれ鑑定書を発行しています。

ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同様に、GIA(米国宝石学会)から鑑定書が与えられています。

引用元:BRILLIANCE⁺ ダイヤモンドの鑑定書について
つまり、国際的な鑑定機関からラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同じ本物のダイヤモンドであると認められているのです。
4Cと呼ばれる「カラット(重さ)」「カラー(色)」「カット(研磨)」「クラリティ(透明度)」を主な基準としています。

  • カラット
    ダイヤモンドの重さを表す単位。見た目の大きさに影響する。
  • カラー
    ダイヤモンドは無色透明に近いものほどグレードが高くなります。無色透明を最高のDとし、黄色味を帯びるにしたがってZまでの23段階に評価されます。
  • カット
    ダイヤモンドの輝きを決定づける要素。代表的なところで言えば、人気の高いカットスタイル「ラウンドブリリアントカット」が挙げられます。
  • クラリティ
    ダイヤモンドに含まれている不純物の度合いを表します。自然界では不純物が含まれていないダイヤモンドはほとんど存在せず、4C基準では10倍拡大下で観察することを条件として、不純物の量を評価しています。

その他にもダイヤモンドの美しさを決める大切な要素「炭素含有率」などから本物のダイヤモンドと同等であると、科学的にも証明されています。

また、ラボグロウンダイヤモンドは、どこの研究所でいつ生まれたダイヤモンドなのか、その品質の高さが鑑定書によって確認することができます。なので、今で言う誕生石のような感じで誕生月に生まれたダイヤモンドをプレゼントする!みたいなロマンティックなアプローチもできるようになるんですよ(笑)

天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの違い

ここで気になるのが、地中奥深くで生成されるダイヤモンドと、研究所で生成されるラボグロウンダイヤモンドには本当に違いがないのか?という問題ですよね。
先ほども書きました通り、天然ダイヤモンドもラボグロウンダイヤモンドも同等の価値を持っている本物のダイヤモンドです。
しかし、全く同じかと言われると、少し違います。

ところで、みなさんは、天然ダイヤモンドが今ある問題を抱えていることをご存知ですか?

天然ダイヤモンドが起こす環境問題

天然ダイヤモンドは、地中奥深くで生成されるということは何度も書きましたが、そのダイヤモンドを手に入れるためには、土を掘り起こす必要があります。

その際に、土壌汚染などを招く可能性があり、環境破壊として問題視されています。
また、地中奥深くまで掘り起こすためには、大量のエネルギー資源を消費する必要があります。

一方、ラボグロウンダイヤモンドの場合は、生成するプロセスは地球環境に優しく、土を掘り起こす必要もないため、非常にエコだと言えます。

また、天然ダイヤモンドは、極端に言うと、地球でもどの部分の地中に埋まっているかわからないわけです。
なので、せっかく地中奥深くまで掘ったのに、あまりダイヤモンドを採掘できなかった…なんてこともあるわけです。
つまり、供給があまり安定していません。

一方、ラボグロウンダイヤモンドは、研究所で生成しているので、生成される個数にある程度の限界はありますが、安定した供給が可能になります。

以上、2つの点から、世界中の研究機関やセレブからも注目されています。

天然ダイヤモンドが引き起こす戦争

少し話は変わりますが、世界の一部の地域で天然ダイヤモンドが原因となって、戦争が起こっていることをご存知でしょうか?

美しいダイヤモンドは、もし発掘できれば、多くの利益を生み出します。
つまりは、石油を掘り当てるようなイメージです。

発展途上の国では、まだ経済が潤っておらず体制も整っていないため、ダイヤモンドの発掘を巡って戦争が起きることが多々あります。
また、ダイヤモンドの発掘は、それ以外にも、紛争国や裏組織が武器を調達するための資金源にもなります。

2003年に公開されたダイヤモンド市場の暗部を描いた映画「ブラッド・ダイヤモンド」。

この映画をきっかけとして、ファッションブランドやセレブ達の中でも、これらの問題は重要視され始めました。

アメリカでは、紛争地域で発掘されたダイヤモンドを「ブラッド・ダイヤモンド (血塗られたダイヤモンド)」として、避けられる傾向にあります。
たしかに見た目はとても美しいダイヤモンドです。しかし、紛争地域で発掘されたダイヤモンドを購入する人がいる限り、ダイヤモンドを巡った争いは途絶えません。
そのため、アメリカではブラッド・ダイヤモンドの不買運動が起こっています。

そんなときに、どこでどのようにして、いつ生成されたかがわかるラボグロウンダイヤモンドが誕生し、セレブも注目しているわけです。

ラボグロウンダイヤモンドの魅力3つ

ここからは、ラボグロウンダイヤモンドの魅力について見ていきたいと思います。

不純物を含んでいない

地中から採掘される既存のダイヤモンドのうち98%は不純物を含んでおり、価値が低いダイヤモンドです。残り2%不純物を含んでおらず、価値が高い純粋なダイヤモンドですが、その分値段は高くなります。

しかし、ラボグロウンダイヤモンドの場合、生成されるダイヤモンドは全て不純物を含んでいない純粋なダイヤモンドです。
不純物の含有量は、ダイヤモンドの価値を決める”透明度”に大きな影響を及ぼします。

つまり、ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同等または、それ以上の美しさを持っているということです。数千万円する純粋な天然ダイヤモンドよりも、ラボグロウンダイヤモンドのほうがより輝いていることもあると言います。

カラーダイヤモンドを実現できる

また、天然ダイヤモンドの中には、とても希少性が高いですが、ブルーダイヤモンドやレッドダイヤモンドなどといったカラーダイヤモンドが存在します。

不純物を含まない純粋なダイヤモンドとは比べられないくらい希少価値が高く、一部の大富豪のみが所持しています。
鑑定士などでもほとんどの人が直接見たことがないほどだと言います。

合成ダイヤモンドや人工ダイヤモンドでは、色が付いたダイヤモンドは存在します。
しかし、それは本物のダイヤモンドではありません。

つまり、今までは本物のカラーダイヤモンドを入手する方法はありませんでした。

そのカラーダイヤモンドの流通を可能にすると言われているのが、ラボグロウンダイヤモンドの生成技術です。
実際に、研究室では、いくつかのレッドダイヤモンドやブルーダイヤモンドも生成されているそうです。
さらに、天然ダイヤモンドでは存在しない多様な色合いを織り交ぜられた「レインボーダイヤモンド」をつくることもできると言います。

お手頃な価格で購入できる

そして、ラボグロウンダイヤモンドの最大の魅力と言ってもいいお手頃な価格。
イメージ的には、天然ダイヤモンドの1/3程度の価格で購入できます。
天然ダイヤモンドと同等または、それ以上の価値を持ちながら、それよりも安い価格で本物のダイヤモンドを手に入れることができるのです。

すでにアメリカでは、一般の宝飾店でもラボグロウンダイヤモンドが販売されています。

日本でも、徐々にラボグロウンダイヤモンドの取り扱いが決まっている宝飾店が出てきています。

ラボグロウンダイヤモンドが本物である理由

最後に、人工ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの違いについて触れておきたいと思います。

「人間の技術を使っているのだから、”人工ダイヤモンド”と一緒ではないのか?」
「最新テクノロジーを使っているのだから、”合成ダイヤモンド”と呼ぶべきでは?」

などという意見は、あちらこちらで出ています。

ラボグロウンダイヤモンドのことをよく”合成ダイヤモンド”と呼ぶ方がいますが、これも厳密には間違っています。
そもそも、合成とは「2つ以上の物質を組み合わせる」という意味です。ここまでで書いてきました通り、ラボグロウンダイヤモンドは炭素だけでできているので、合成ダイヤモンドという呼び方は間違っていると言えます。

ダイヤモンドの場合、炭素以外の物質は”不純物”として扱われます。それは、炭素含有率が高ければ高いほど美しいダイヤモンドであるからです。

合成ダイヤモンドの場合、炭素とそれ以外の物質を合成していることになるので、不純物が多く含まれてしまい、美しいダイヤモンドはできないでしょう。
当然、天然ダイヤモンドと同等の美しさを持つダイヤモンドを生成することもできません。

また、何度でも言いますが、ラボグロウンダイヤモンドは人工ダイヤモンドではなく、本物のダイヤモンドです。

ラボグロウンダイヤモンドのことを人工ダイヤモンドであると主張する人の多くは、ある異なった認識をしてしまっています。
ここで一つわかりやすい例を出してみたいと思います。

人工ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンド!認識の違い

今の世の中、ダイヤモンド以外にも最新テクノロジーを使用することで、ベストな環境を再現し、作られているものが多く存在します。

例えば、ハウスで栽培されている野菜です。

人間の最新技術を用いることで、ハウス内でおいしい野菜を育てられる環境を作り出しています。みなさんは、ハウスで育てられた野菜だからと言って、「人工野菜」と呼びますか?
いや、呼びませんよね。(※農薬の有無は別の話です)

ほかにも、人間がおいしく魚を食べられるように、魚の養殖も行われていますが、人工魚とは呼びません。
ラボグロウンダイヤモンドもまた、天然とは作られている過程が異なるだけで本物のダイヤモンドとは変わりません。

ハウス内で作られた野菜は美味しいですし、養殖で育てられた魚だからと言って「食べない…」なんてことはないですよね?
もちろん、ハウス内栽培や養殖魚が誕生した初期は、何かわからないために、意図的に避けられたかもしれません。
しかし、今となっては皆さんの生活には欠かせない存在です。

このように、ラボグロウンダイヤモンドも今後、ジュエリー業界にとって欠かせない存在となり、みなさんが身に付けるほとんどのダイヤモンドはラボグロウンダイヤモンドとなるでしょう。

まとめ

現在、天然ダイヤモンドが抱える問題を解決する存在として、世界中から注目されている”ラボグロウンダイヤモンド”。
ラボグロウンダイヤモンドの普及は、世界を平和につなげるための一歩にもつながるのです。

また、ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンド以上の美しさを持ちながらも、低価格で購入することができる。いわば、一般的なジュエリー好きユーザーや、オシャレな人の味方、象徴とも言うことができるでしょう。

世界的に見ると、市場規模8兆8千億円の半分の流通をしめるというジュエリー先進国アメリカでは、比較的手ごろな価格のラボグロウンダイヤモンドが店頭で普通に売られています。
アメリカでの流行は、2~3年遅れて日本にやってくると言います。
日本でラボグロウンダイヤモンドが流行るのも時間の問題です。今のうちに流行の最先端に乗ってみるのはいかがでしょうか?(笑)

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